- 2025. 10. 24
島町より愛をこめて「良い羅紗、良いお値段で」編
うわっ。
そんなことより!
我らがKIJIAU nouveauが3周年を迎えていましたよ。

覚えていてくださった皆様、本当にありがとうございます。
お忘れあそばせてらっしゃった皆様、ドンマイ!
次もあるからお気になさらず。

っというわけで。
自分のお店の周年を忘れない紳士になりたい、島町洋服の中村です。
おかげさまでございます。
兎にも角にも、ありがとうございます。
どうぞ引き続き、よろしくお願い申し上げます。


そんな周年の秋に向けて良い羅紗がたくさん入荷いたしました。
(仕入れたことも若干忘れていました。)
羅紗屋さんから届く包みや箱を開けるたびに、驚くほど良い生地ばかり出てきまして…
「なんと素晴らしいセレクト。流石!」
と、驚嘆を禁じ得ませんでした。
(だって仕入れたことを忘れていたからね。)

っというわけで。
自分の仕入れ内容を忘れない紳士になりたい、島町洋服の中村がおススメ!の
「良い羅紗を、良いお値段で!」ご案内差し上げます。
先鋒はライトグレーのシャークスキン。
ジェームズボンドが愛したクラシックな羅紗として名を馳せています。
スポーティーなニュアンスとエレガンスを両立する、メンズドレスのマスターピースを
とってもお買い得にご案内いたします。
共に手縫いのクラシコ仕立てで(税込)¥132,000~。



押しも押されぬマーチャントの雄、SCABAL社のウール&カシミア。
同等のクオリティの物を生地見本から取り寄せますと20万円オーバーは確実でございます。
…けれど、そこは仕入れに正直に。
Super120’sウール、縦横2FOLDの英国生地。
世界のビスポークテーラーから重用される50番台中盤のヤーンカウントで、仕立ての技に応えに応えてくれる1着でございます。
…そこに数パーセントだけカシミアを含ませているところが、このティアの生地の妙と言えるでしょう。
カシミア混のウーステッド生地について、
お客様やテーラーさんから賜ることが多い「結局、冬物なの?」というご質問。
答えは否、でございます。
品質としては十二分の仕立て栄えが保証されている羅紗に“希少かつ高級な”カシミアが加わりますといかがでしょうか?
より高級に、優美に、ラグジュアリーなお洋服が出来上がるように思いませんか?
仕立ての紳士服は仕事服・戦闘服なんて言われることもありますが、”ドレス”としての本質がその数パーセントに込められております。
(もちろん、軽やかさや光沢などの、ほんのりとした物理的メリットも生じるのですが…。)
製品としての高みを突き詰めた羅紗に、工芸品としての美しさを加えるようなニュアンス。
機織り職人さん達の祈りとしてカシミアが織り込まれているのでございます。
こんなに素敵な羅紗なのに…!
(税込)¥132,000~のご案内でやんす。
皆さんどうぞ。 さん、はい!
(な・・・・・なんだってー!!)
はい。ありがとうございます。
世界初、読者の方のセリフが入って完成するブログ誕生の瞬間に立ち会っていただきました。
後の世の人に自慢してくださいませね。


続きますのはHOLLAND & SHERRYのPRINCE – Wシリーズからのご案内です。
ヤーンカウントは48番。当然、縦横2FOLDでございます。
2010年代に日本のマーケット向けに開発・販売されたクオリティゆえ、しなやかさと厚みのバランスに優れています。
カラーリングも、日本のビジネスシーンにマッチする”ちょうど良い”明るさ。
逆綾の中に、黒に近いチャコールグレーを忍ばせることで奥行きと重みを演出しています。
少し濃い目…だけれどしっかりライトグレーなスーツで、知的なお洒落を楽しんでいただければ幸いです。
こちらも、(税込)¥132,000~のご案内。
同格のクオリティを英国生地で探すと、(税込)165,000~くらいでのご提案となりますので
約20%OFFな感じでご案内できるイメージです。
優勝セールでもないのに、なかなか無いヨ!
(ダイエーホークス優勝セールの時、近所のダイエーさんって20%OFFでしたよね。)

そんでもってですね。
まだまだ珠玉の「良い羅紗を、良いお値段で!」コレクションがたくさんあるのですが、秋の長雨のせいで全然思うような写真が撮れず…。
(光沢豊かなグレーを撮影すると、紺色になったり白飛びしたり…どなたか撮りかた教えてください涙)
なのでまさかの今回は2着しか紹介してないけど
「とりあえず!ライトグレーのシャークスキン編」としまして今日はここまで!

本当に良い生地だらけなので、紹介する準備をすすめて参ります!
大丈夫。服屋、嘘ツカナイ。
かしこ!!